※ラベルは予告無く変更となる場合があります。

Nuits-Saint-Georges 1er Cru[2013]Michel GROS   品種: 赤/ピノノワール   容量: 750ml産地:ブルゴーニュヴォーヌ・ロマネ寄りの丘にある1級畑、ヴィーニュロンドとミュルジェをアッサンブラージュしたもの。

土壌は砂っぽく、水はけがよい。

ニュイ・サン・ジョルジュらしい力強さをもちながら、溶け込んだタンニンがヴォーヌ・ロマネを連想させる。

旧ジャン・グロの正統的後継者 お値打ちのオート・コート・ド・ニュイヴォーヌ・ロマネにおけるかつての大ドメーヌ、ジャン・グロは、96年に3人の子供への相続が完了。

リシュブールを妹のアンヌ・フランソワーズに譲る代わり、ジャン・グロの看板となるモノポール畑、ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア2.12haを継承したのが長男のミシェル・グロ。

また、ジャン・グロのラベルが消滅するはるか以前から、実質的にジャン・グロのワインを造っていたのもミシェル・グロである。

あらためてグロ家の家系について述べれば、ジャン・グロにはほかに3人の兄弟がおり、兄のギュスターヴと妹のコレットはグロ・フレール・エ・スールを創設。

このふたりには子供がなかったため、ジャンの次男、つまりミシェルの弟であるベルナールが跡を継いだ。

ジャンの弟のフランソワはドメーヌ・フランソワ・グロを立ち上げ、娘のアンヌが成長するとドメーヌ・アンヌ・エ・フランソワ・グロに改名。

95年以降、ドメーヌ・アンヌ・グロとして継承された。

ミシェルの妹、アンヌ・フランソワーズはポマールのフランソワ・パランに嫁ぎ、ジャン・グロの生前贈与が始まった1988年にドメーヌ・A-F・グロを創設。

ワインを醸造しているのは夫のフランソワ・パランである。

このように現在、グロを名乗るドメーヌは全部で4つ存在する。

ドメーヌ・ミシェル・グロはヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニーに畑を所有。

特級畑としてはクロ・ヴージョの最上部に0.2haの区画を所有する。

ただし、もっとも広い畑はブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイで、その面積は10haを超える。

これはジャン・グロとは別にミシェル・グロが若い時からコツコツと広げた区画である。

赤ワインの醸造は手摘みで収穫後、ブドウ畑の中で選果。

3?6人の摘み取り人に対しひとりの選果人をつける。

醸造所に運ばれたブドウは100%除梗。

1996年以降、ドメーヌでは補糖を一切せず、万が一、熟度が足りない場合にはエントロピー・エヴァポレーターを用いて果汁を濃縮する。

自生酵母による万が一のトラブルを好まないミシェルは、培養酵母を用いてアルコール発酵。

発酵の前半でルモンタージュ、後半はピジャージュによって抽出を行う。

ブルゴーニュ・ルージュとブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイの樽熟成は、最初の6ヶ月を大樽で行い、その後、1?3年使用した小樽に移して12ヶ月続ける。

村名以上は小樽で18ヶ月だが、新樽率はアペラシオンごとに異なり、村名で30?40%、1級で50?80%、特級のクロ・ヴージョで100%だ。

ミシェル・グロのワインは濃いめの色調をもち、果実味が前面に出て、オークの香ばしいフレーバーが豊かに香るタイプ。

しかしながら、アペラシオンごとのテロワールはそのテクスチャーの中にきちんと表現され、ニュイは力強く、ヴォーヌは気品があり、シャンボールはシルキーである。

また生産量の多いオート・コートは、価格の割りに質が高く、ラインナップの中でもとくにお値打ちの1本といえよう。

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ショップ ピノノワール・オンライン
税込価格 13,200円